「看護師の給料で、NISAに毎月いくら積み立てればいい?」
「月8万円の積立は多すぎない?」
「貯金と投資は、どのような割合にすればいい?」
資産形成を始めたいと思っても、毎月の積立額で迷う方は多いのではないでしょうか。
僕は24歳の看護師3年目で、毎月の手取りはおよそ32万円です。現在はNISAで月8万円を積み立て、個別株は毎月定額で買わず、ボーナスや生活の余剰資金を使って株価が下がったタイミングで購入しています。
これまでの総資産は、現金・投資信託・個別株を合わせて約420万円になりました。
この記事では、僕がNISAに月8万円を積み立てる理由、手取り32万円から投資資金を確保する方法、利用している商品の考え方、積立を続けるうえで注意していることを紹介します。
先に結論を言うと、月8万円という金額が全員にとって正解ではありません。僕の場合は、現在の収入と住居費、将来使うお金を考えたうえで、継続できる金額として設定しています。
24歳看護師のNISA積立額は月8万円
僕は現在、NISAで毎月8万円を積み立てています。
年間では96万円です。
毎月の手取りを32万円とすると、NISAだけで手取りの25%を投資している計算になります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 毎月の手取り | 約320,000円 |
| NISA積立額 | 80,000円 |
| 手取りに占める割合 | 25% |
| 1年間の積立額 | 960,000円 |
これとは別に、現金を月3万円ほど貯めています。個別株については毎月の購入額を決めず、ボーナスや生活費の余りを使って購入しています。
僕の手取り32万円の詳しい使い道は、こちらの記事で公開しています。
▶ 看護師3年目の給料の使い道|手取り32万円の家計簿と貯金・投資額を公開
僕がNISAに月8万円積み立てる5つの理由
1.24歳の今は長期間運用できるから
僕が積立を重視している最大の理由は、24歳の今から始めれば、長い運用期間を確保できるからです。
投資では、利益が出る年もあれば損失が出る年もあります。短期間で結果を出そうとすると、相場の上下に振り回されやすくなります。
一方、20代から長期で積み立てれば、値下がりした時期にも買い続ける時間があります。若いうちは投資に回せる金額が少なくても、長い時間を味方にできることが強みだと考えています。
2.給料日に自動で積み立てれば続けやすいから
投資を毎月手作業で行うと、「今月は高そうだからやめよう」「もう少し下がってから買おう」と迷ってしまいます。
そこで、NISAは毎月自動で積み立てる設定にしています。
給料が入った後に自動で買い付けられる状態にしておけば、使う前に投資資金を確保できます。また、仕事が忙しい月でも積立を忘れません。
看護師は日勤や夜勤によって生活リズムが変わりやすいため、自分の意思だけに頼らず仕組み化することが大切です。
3.NISAの非課税メリットを活用したいから
通常、株式や投資信託の売却益や配当・分配金には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で得た利益は非課税になります。
2024年からのNISAは、非課税保有期間が無期限です。つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円で、併用すると年間360万円まで投資できます。非課税保有限度額の総枠は1,800万円です。
僕の積立額は年間96万円なので、つみたて投資枠の年間120万円以内に収まります。
制度の詳細は、金融庁の公式ページで確認できます。
4.将来の選択肢を増やしたいから
僕が資産形成をする目的は、単に口座残高を増やすことだけではありません。
- 転職したいときに、お金を理由に我慢しない
- 新しい資格や勉強へ投資する
- 引っ越しや結婚などの大きな支出に備える
- 将来的に働き方を選べる状態を作る
このように、将来の選択肢を増やすためです。
看護師は資格があるため働き口を見つけやすい一方、夜勤を続けなければ収入が下がるケースもあります。今の収入がずっと続く前提にせず、働いて得たお金の一部を将来へ回しています。
5.生活費を抑えられているから
僕が月8万円を積み立てられる大きな理由は、住居費を抑えられていることです。
投資額だけを見ると多く感じるかもしれませんが、手取り32万円の中で生活費、現金貯金、予備費を分けたうえで設定しています。
家賃が高い方、車のローンがある方、子育て中の方などが、無理に同じ金額を積み立てる必要はありません。
生活環境が違えば、適切な積立額も変わります。
NISAではS&P500とFANG+を中心に積み立て
僕はNISAで、米国株を中心とした投資信託を積み立てています。
中心にしているのは、S&P500に連動する投資信託とFANG+に連動する投資信託です。
S&P500を選ぶ理由
S&P500は、米国の代表的な大型企業約500社で構成される株価指数です。
1社だけに投資する個別株と比べて、多くの企業へ分散できます。米国全体の成長を期待しながら長期保有しやすいことから、積立の土台として考えています。
ただし、米国株へ偏ること、為替変動の影響を受けること、元本保証ではないことには注意が必要です。
FANG+を選ぶ理由
FANG+は、米国の大型テクノロジー企業を中心に構成される指数です。
AIやクラウド、半導体などの成長に期待できる一方、構成銘柄が少なく、S&P500より値動きが大きくなる可能性があります。
僕はAI関連企業の成長に期待しているため投資していますが、FANG+だけに資金を集中させるのではなく、S&P500も組み合わせています。
値上がりが期待できる商品ほど、必ず利益が出るわけではありません。下落したときにも保有を続けられる金額に抑えることが重要だと考えています。
※この記事は僕個人の投資内容を紹介するもので、同じ商品を推奨するものではありません。
個別株は毎月買わず、下落時に余剰資金で購入
NISAの積立とは別に、個別株も保有しています。
ただし、個別株は毎月○万円と決めて買っているわけではありません。
ボーナスが入ったときや、日々の生活費からお金が残ったときに購入資金を確保し、狙っている銘柄の株価が下がったタイミングで買います。
個別株を定額購入にしていない理由は、次の3つです。
- NISAの月8万円を資産形成の土台にしたい
- 高値のときに無理に買いたくない
- 下落時に使える現金を残しておきたい
ただし、「株価が下がった」という理由だけでは買いません。
企業の売上や利益、今後の成長性、下落した理由などを確認し、長期的に保有したいと思える銘柄だけを余剰資金の範囲で購入します。
下落した銘柄が必ず元の株価へ戻るとは限りません。買った後にさらに下がる可能性もあるため、一度に全額を使わず、購入時期を分けることも意識しています。
月8万円を積み立てるために実践していること
給料が入ったら投資資金を先に確保する
生活費を使った後に8万円を残そうとしても、毎月安定して積み立てるのは難しくなります。
そのため、給料が入ったらNISAの8万円を先に確保します。残った金額から生活費や交際費を支払う先取り方式です。
固定費を上げすぎない
節約で最も影響が大きいのは、家賃や通信費など毎月発生する固定費です。
食費や交際費を極端に削るより、住居費を無理のない範囲に抑えたほうが、積立を継続しやすいと感じています。
夜勤手当をすべて使わない
看護師の給料は、夜勤回数によって変動します。
夜勤が多く給料が増えた月でも、生活水準をすぐに上げず、貯金や投資へ回すようにしています。
将来、異動や体調の変化で夜勤が減る可能性もあります。夜勤手当を前提に固定費を増やしすぎないことが重要です。
ボーナスを生活費の補填にしない
ボーナスがなければ生活できない家計にすると、支給額が下がったときに困ります。
僕は毎月の給料の範囲で生活し、ボーナスは貯金、個別株、大きな出費などに分けて使います。
NISAに月8万円を積み立てた場合のシミュレーション
月8万円を積み立てると、元本だけでも次の金額になります。
| 積立期間 | 投資元本 |
|---|---|
| 1年 | 96万円 |
| 5年 | 480万円 |
| 10年 | 960万円 |
| 15年 | 1,440万円 |
| 18年9か月 | 1,800万円 |
運用によって利益が出れば評価額は元本より増える可能性がありますが、相場によっては元本を下回ることもあります。
また、NISAの非課税保有限度額は買付金額を基準に管理されます。月8万円を単純に積み立てると、18年9か月で買付額が1,800万円に到達する計算です。
これはあくまで単純計算であり、将来の利益を保証するものではありません。
月8万円の積立をおすすめできる人・できない人
月8万円を検討しやすい人
- 毎月の収入と支出を把握できている
- 生活防衛資金を現金で確保している
- 近いうちに使う予定のないお金で投資できる
- 値下がりしても長期保有を続けられる
- 月8万円を積み立てても生活を楽しめる
月8万円を無理に積み立てないほうがよい人
- リボ払いや高金利の借入がある
- 毎月の生活費が赤字になっている
- 引っ越しや結婚など大きな支出が近い
- 生活防衛資金がほとんどない
- 値下がりすると不安で生活に影響が出る
投資額を増やす前に、生活費の見直しと現金の確保を優先すべき場合もあります。
僕自身も、引っ越しなど大きな支出があるときは、現金残高とのバランスを確認します。毎月8万円を絶対に守ることより、資産形成を長く続けることのほうが大切です。
看護師がNISAの積立額を決める3つの手順
手順1.毎月の手取りを確認する
夜勤手当や残業代を含めて、直近3~6か月の平均手取りを確認します。
最も給料が多かった月ではなく、少なめの月を基準にすると無理な設定になりにくいです。
手順2.生活費と現金貯金を先に確保する
家賃、食費、通信費、交際費などの生活費に加え、急な出費に備える現金も確保します。
近いうちに使う予定のあるお金は、投資へ回さないことが大切です。
手順3.余った金額から継続可能な積立額を決める
最初から月8万円を目指す必要はありません。
月1万円から始め、昇給や固定費の削減に合わせて少しずつ増やす方法もあります。相場が下がったときにも続けられる金額が、自分にとって適切な積立額です。
約420万円を作った方法も公開
僕の現在の総資産は、現金、投資信託、個別株を合わせて約420万円です。
資産の内訳や、看護師として働きながらどのように貯めたのかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ 24歳・看護師3年目の給料と資産額を公開|420万円貯めた方法
看護師3年目の給料やボーナスを知りたい方は、こちらもご覧ください。
▶ 看護師3年目の給料はいくら?手取り・年収・ボーナスを24歳現役看護師が公開【2026年】
まとめ|月8万円よりも継続できる金額が大切
今回は、24歳の看護師である僕が、NISAに月8万円を積み立てる理由を紹介しました。
- NISAの積立額は月8万円、年間96万円
- S&P500とFANG+を中心に積み立て
- 個別株はボーナスや生活の余剰資金で下落時に購入
- 給料日に投資資金を先に確保
- 生活防衛資金や近い将来の支出も考える
月8万円を積み立てられると資産形成の速度は上がりますが、生活が苦しくなって途中でやめてしまっては意味がありません。
大切なのは、他人の金額をそのまま真似することではなく、自分の収入と生活に合った金額を長く積み立てることです。
まずは毎月の収入と支出を確認し、無理なく継続できる金額から始めてみてください。
※本記事は筆者個人の経験や投資内容を紹介するもので、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資には元本割れの可能性があります。最終的な投資判断はご自身で行ってください。


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